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放射性物質の調査報道

2011/08/16 23:58 に 地球システム・倫理学会事務局 が投稿   [ 2011/08/17 0:09 に更新しました ]
環境総合研究所所長の青山貞一教授より、2009年にフランスArte France/Bonne Piocheで放映された放射性物質の調査報道番組“Waste: The Nuclear Nightmare”について情報をいただきました。

 2011年5月16、17日にNHK BS1にて同番組の日本語版が放映されましたが、研究所の池田こみち氏と鷹取敦氏がフルテキストのトランススクリプトを行ったものをホームページで公開されています。
貴重な情報を含んでいるため、本学会でもご紹介させていただきます。
詳細は、下記のリンクから環境総合研究所ホームページを御覧下さい。

◆池田こみち:フランスのテレビ番組、「終わらない悪夢」(前編テキスト)
   http://eritokyo.jp/independent/aoyama-fnp123..html
◆鷹取 敦 :フランスのテレビ番組、「終わらない悪夢」(後編テキスト)
   http://eritokyo.jp/independent/aoyama-fnp124..html
◆青山貞一:フランスのテレビ番組、「終わらない悪夢」を見て
   http://eritokyo.jp/independent/aoyama-fnp121..html
なお、NHK BS世界のドキュメンタリーにて、同番組の再々放送(8月10・11日)が予定されております。ご関心をお持ちの方は、是非御覧下さい。
http://www.nhk.or.jp/wdoc/index.html

----------以下、NHK BS世界のドキュメンタリーから----------
「終わらない悪夢 前後編」の再々放送を下記のとおり、予定しています。
シリーズ<検証 原子力発電>
●8月8日(月)~11日(木)夜11時~
8日(月)永遠のチェルノブイリ
9日(火)被曝(ひばく)の森はいま
10日(水)終わらない悪夢 前編
11日(木)終わらない悪夢 後編
*いつもの深夜24時より少し早い、23時からの放送です。
直後の24時からは、シリーズ<エネルギー革命>です。
どうぞ、ご覧ください。【事務局OK2】

<シリーズ 放射性廃棄物はどこへ> 終わらない悪夢 前編 2011年5月16日 月曜深夜[火曜午前 0:00~0:50]

原子力発電を推進する上で、当初から最大のネックは原子炉から排出される放射性廃棄物、いわゆる核のゴミの処理方法だ。およそ50年の間、各国はドラム缶に詰めて海洋投棄していたが、グリーンピースなど民間の反核団体の運動が高まり、1993年以降は船上からの海洋投棄は全面禁止となった。

その後、各国は核廃棄物をどう処理しているのか? 核開発はもともと軍事技術として研究が進められたため、取材班はまず世界初のプルトニウム生産工場を訪ねることに。

米・エネルギー庁から取材を拒否されるが、コロンビア川沿いにハンフォード核施設に近づくと、土壌からも、川の水からも、高濃度のウランやトリチウムが検出。かつて汚染水を封じ込めたコンクリートからは、今も漏洩があるという。

一方、旧ソ連の核開発拠点となったチェリヤビンスクのマヤーク核施設では、1957年に核爆発事故が起きたが、公表されず地元住民にも伏せられた。この地域を流れる川の下流は、今も放射能レベルは高く人々の健康が脅かされている。さらに汚染された魚や牛乳を食べたため体内被ばくしている例もあるというずさんな実態が明らかになる。


<シリーズ 放射性廃棄物はどこへ> 終わらない悪夢 後編2011年5月17日 火曜深夜[水曜午前 0:00~0:50]

世界一の原子力推進国であるフランスでは、放射性廃棄物はどのように処分されているのか?国内の原子力発電所から排出された廃棄物だけではなく、日本や他のヨーロッパ諸国からのものや、軍事用のものまでが、英仏海峡に面したラ・アーグに集められる。そこでは世界最大の原子力企業アレヴァ社が、核廃棄物の処分を一手に引き受けている。

 アレヴァ社の広報担当者の説明によると、使用済み核燃料は特殊な再処理工程を経た後、1%がプルトニウムとして、95%がウランとして回収され再利用されるため、廃棄されるのは全体のわずか4%にすぎないという。そこで取材班は、回収されたウランが、どこで、どのように使われているかを知るため、追跡取材することに。

回収ウランの行き先は、フランスから8千キロ離れたシベリアの奥深くにあるトムスク、そしてさらに先にある地図に載っていない秘密都市セヴェルスクだった。外国人は立ち入りを禁じられているが、Googleマップで施設内を上空からのぞくと、たくさんのコンテナのような物体が無造作に放置されていた。使用済み核燃料95%再利用の実態はいかに?

原題:Waste: The Nuclear Nightmare 制作:Arte France/Bonne Pioche (フランス 2009年)
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